概要:ごあいさつ

ごあいさつ

教育は、とりもなおさず人間として持っていなければならない大切なもの、「人間力」を鍛え上げるところに真の目的があります。これは、「知を探求する力・健やかな体・健全な精神」の、バランスのとれた育成と、たゆまざる陶冶によってのみ可能であり、特に年少期においては、どれに偏っても、その後の発達や成長に少なからぬ負の影響を与えてしまいます。 子どもたちを、将来の担い手として豊かに生きてゆける「人間力」に富んだおとなに育て上げるため、われわれはバランスのとれた継続的教育を肝に銘じています。そして、それを土台にして次の4点を基本方針とし、自主性、社会性育成に主眼をおいた教育内容を構成しております。

一つめは、「個性の尊重」です。 一人ひとり違う子どもの個性を生かすため、「自分で選び責任を持つ」機会を学習の随所に取り入れています。

二つめは、「明朗と自主」です。 自律心を養うため、子どもたち自らが考えを持つことに力を入れています。そして、子どもどうしお互いの考えを照らし合わせ、他者の発案を大事にしながら考えを深めていく指導を常に意識しています。

三つめは、「実行から学ぶ」学習形態です。 「知って行う」、あるいは「行って知る」といった経験を通した知識こそが、子どもの生きていく力となりえます。教室を出て、五感を働かせる学習を全学年に取り入れ、子どもたちの学習の足場を確固としたものにする取り組みを随所に取り入れています。

四つめは、「礼儀と品性」の錬磨です。 正しい行いというものの概念を構築し、自分のなすべきことをそれに照らし合わせて行動することができるように導きます。子どもたちはまず上級生や大人の行動をまねることからはじめ、学年が上がるにしたがい、自分の行動を省み、自らを律することができる強い心を練り上げていきます。

日常的に行われるこういった実践の成果は、一朝一夕に発現されるものではありません。けれども、われわれのこういった小さな、けれども着実な教育は、子どもたちが大人になった時に大きな実を結ぶに違いないと確信しております。

ページの先頭へ