4年 科学 学習指導略案
[指導者]雁金 隆
1 公開時程・場所(学級) 第1校時;4年ろ組 第2校時;4年い組
2 単元名 《三態変化》
3 単元のねらい
「ものは粒(原子・分子)からできており、その粒の集まった集団の状態変化によって、
固体(結晶)になったり、液体や気体になったりする。」ということを理解させる。
4 単元の位置づけ
既習単元《もしも原子が見えたなら》で、気体状態の粒(分子)のイメージをつかみ、
前単元《結晶》で、「ほとんどの固体は粒(原子・分子・イオン)がきちんとならんだ状態になっている。」
という固体状態のイメージを持っているので、本単元ではさらに深く粒子論的な考えを身につけることが期待される。
5 単元の構成(指導計画)
第1部 結晶(固体)を熱すると
@ナフタリンの三態変化の紹介。
A固体・液体・気体それぞれの分子的な説明。
B いろいろな物質(金属・食塩・石)の融解。
第2部 気体と液体・固体
@液体と気体の性質の違いを分子的にとらえる。 【本時】
A気体の性質を多面的にとらえる。
B空気の三態変化の話。
Cすべてのものが三態変化することを知る。
第3部 水と気象
@水の三態変化。
A 湿度と雲や霧の話。
6 本時のねらい
水やアルコールなどの液体はほとんど縮まず、分子間のすきまが大きい空気や二酸化炭素はよく縮むことを理解させる。
7 本時の展開
流れ |
学習活動 |
留意点 |
〔問題1〕 (授業書18ページ) 注射器に水と空気を入れて押し縮めると、それぞれどこまで縮めることが出来るか。 |
A問題の意味を理解する。
B予想を立てる。
C予想の理由を発表する。 D討論する。 E実験の結果を書く。 |
・注射器で押し縮める方法を説明する。 ・選択肢が示す範囲を確認しておく。 ・予想変更を聞く。 ・予想変更を聞く。 * 粒子論的な意見が出なかったときは、三態変化の想像図(授業書7ページ)を復習する。 |
〔問題2〕 (授業書19ページ) 注射器にアルコールと二酸化炭素を入れて押し縮めると、それぞれどこまで縮めることが出来るか。 |
F問題の意味を理解する。
G予想を立てる。
H予想の理由を発表する。 I討論する。 J実験の結果を書く。 |
・アルコールと二酸化炭素を紹介する。 ・選択肢が示す範囲を確認しておく。 ・予想変更を聞く。 ・予想変更を聞く。 |
〔お話〕 『気体の分子とすきま』(授業書20〜21ページ) 気体が簡単に押し縮めることが出来るわけ。 |
「気体では分子と分子の間がすきまだらけ」の部分に線を引く。 |
・時間があれば、全員に実験させる。 |