小学生だからこそ感動できる体験があります。小学生だからこそ失敗できる体験もあります。 四條畷学園小学校では、さまざまな体験活動を用意しています。その体験を通して達成感、連帯感、心地良い疲労感など、豊かな感性を磨くことができます。子どもたちが大きく成長する場や機会を提供することが私たち大人ができることだと考えています。
「Learning by doing」 体験の意義 ①
子どもたちは好奇心旺盛です。自ら体を動かし、汗をかいて、工夫し探究することが大好き。体で感じたことは、子どもの心の中にずっと残ります。いろいろなことを学ぶ大切な時期だからこそ、我々は体験学習を通じて子どもたちの五感を刺激したいと考えています。
直接体験すること 体験の意義 ②
お茶の間で手軽にリアルなテレビゲームを楽しむことができる現代。友だちと体を動かすことが主流だった我々大人の子どものころとは、世の中が様変わりしています。意識的に実体験の場を学校生活の中に取り入れることによって、子ども時代だからこそ感じることのできる達成感、連帯感、心地よい疲労感などが経験できると考えています。
無意識の共同 体験の意義 ③
自分の思い通りにしたい子。自分の意見を持っていてもなかなか言えない子。リーダーになりたい子。リーダー的存在に引っ張られる子。体験学習では、子どもたちの行動が引き金となり、予想もつかない場面が次々と現れてきます。そこでは、さまざまな性格を持つ子どもたちが力を合わせることが必要となります。子どもたちは、対立する意見を聞き、互いの考えを認め合い融合するという、いわば社会で行われるコミュニケーションの過程を、こういった問題解決を通して知らず知らずのうちに学んでいきます。
カントリーステイの意義
海、山、川がそろった大自然の中。おばあちゃん、おじいちゃんのいる家に泊まり、一緒に生活をします。自分で収穫した野菜で晩ご飯を作ったり、大海原へ船で繰り出したり、泥まみれになりながら田植えをしたり、たくさんの星がちりばめられた夜空を眺めたり。学校の中では決して味わうことができないものが、ここにはあります。2泊3日の「いなかっ子生活」は、都会育ちの子どもたちの心を揺り動かし、きっと子どもたちを大きく成長させてくれるでしょう。
【失敗の体験】 体験の意義 ④
失敗することが「よくないこと」だと思いこみ、新しいことへの挑戦に尻込みする子どもがいます。もちろん私たちは、そうとは考えていません。励ましと環境が整っていれば、失敗は子どもたちの工夫とねばりを育むからです。初めて体験することは、たいていうまくいかないものです。我々はそれを暖かく見守り、機を見て助言を与えます。何度も失敗を繰り返して成功したとき、それは子どもにとっての大きな自信となります。