がっこうたんけんx

SG-Touring Club

2006年 3月23日〜24日 四国秘境巡り  ツーリングレポート (全走行距離 620km)

【1日目】     【2日目】  
出発できない ツーリング一日目へ   一台合流 メンバーは揃った
ようやく出発!?   県道32号線 3月恒例行事(?)
淡路サンセットライン   二つのかずら橋 売店のおじさんありがとう
鳴門〜高松   秘境 楽しみ放題
屋島ドライブウェイ   ちょっとめげたかも? 時期が早かったのかも
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一台合流

準備完了

 

 

 

空の夢もみの木パーク

夕べのチェックインのすぐあと、後から追いかけてきたもう一台が合流した。今回は3台でのツーリングだったので、実質的にはこの日がメインの日といえる。
07:45 朝から温泉に入って、さっぱりしたところで2日目のスタート。
朝の通勤時間ではあったものの市内はそれほど渋滞することもなく、国道32号線に出た。
国道32号線はさらに交通量が少なく、朝の冷たい空気の中を快走した。
金比羅さんの琴平町を過ぎてすぐ、道は山間部に入った。S字カーブを走っていると、脇道から軽自動車が飛び出してきた。運転していたのは年配の方。進行方向ばかりを見て、一度もこちらの動きを見ていないようだった。危うくぶつかりそうになった。ヒヤッとした瞬間だった。
09:15 無事事故ることもなく、その後、道の駅「空の夢もみの木パーク」で休憩をとった。
四国とはいえ、まだこの時期には標高の高い山には雪が残っているはず。もしかすると通行止めの道もあるかも知れないと思って、道路情報を詳しく知りたいと思った。
積雪が無く、通行止めになっていなければ、剣山のそばを通る国道439号線を走って、徳島に向かうつもりだった。しかし、今回のツーリングの出発前の情報では、積雪による通行止めという情報がネットに出ていた。だから、半ばあきらめかけていた。
そこで、今回は、祖谷渓を見たあと、大歩危・小歩危を見て、国道192号線で吉野川沿いに徳島へ向かうことにしていた。
そんな中、ここでの情報では通行止めになっていなかった。しかも、心配していた雨も降っていないようだ。一気に「走ってみたい虫」がウズウズしだした。
 
〈コース変更〉<BR>
before:祖谷渓→かずら橋→大歩危・小歩危→(国道19号)→徳島
after: 祖谷渓→かずら橋→(国道439号)→徳島
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県道32号線

祖谷渓展望台の駐車場

 

 

 

 

通行規制中

う〜ん、まいったなぁ

国道32号は峠を越えたあと、吉野川に向けて下っていった。川を渡る大きな橋を渡ると、徳島自動車道の井川池田ICだ。「帰りには使うことになるかも?」と思いながら、その前を右折。
次の目的地は「祖谷渓」。案内標識を頼りに走っていたら、左側に青い大きな橋が見えてきた。
標識は[←出合]となっている。「出合ってどこ?」と思い、そのまま直進した。しかし、どうも様子がおかしい。タンクバッグの地図を見ると、どう考えても曲がるべき所を通りすぎている。しばらくしてUターンし、青い橋を渡ってみた。すると、橋を渡ったところに[祖谷渓]の文字があった。「それならもっと早くに表示しとけよ。」と、一人でツッコミを入れた。
国道をはずれ、県道32号は山の中を走る1.5車線のワインディング。乗用車が走るならともかく、トラックも走っている。あちこちで工事をしているのだ。ワインディングは楽しいが、かなり気をつけないといけない。
(トラックとすれ違ったときに、トラックの右後輪がバイクの右マフラーをこすっていったことがあった)
10:30 突然、展望台の駐車場が見えた。乗用車3台ほどのスペースしかないが、だれも来ていなかった。バイクを止めるとすぐに、乗用車が1台駐車した。山深いところにある展望台だが、比較的きれいなトイレもあって、整備されている感じがする。
景色は雄大で、とても良かった。
10分ほど休憩して「さあ出発」と思ったら、乗用車に乗っていた人が、
「かずら橋に行かはるんやったら、『奥かずら橋』がええよ。かずら橋からやと、1時間半ぐらいかかるけど、橋は渡り放題やし、野猿もあって、おもしろいよ。」と教えてくれた。なかなか興味をそそられる話題だ。しかし、その『奥かずら橋』がどこにあって、どこをどう行けばよいのかがわからない。肝心の地図もエリア外なので見当も付かない。
とりあえず、礼を言って出発した。
10:45 出発してすぐ、工事のための片側通行で車が止められていた。
旗をもった係員が来て、
「あと7分ぐらい待ってください。」と言った。「7分!」と思った。どうやら通行規制をしていて、11時からでないと通行ができないらしい。しかも工事は今日が最終日。今回は運良く7分ですんだけど、こんな山の中で、50分間の通行止めがあるなんて…。
3月は工事が多い月ではあるけれど、困ったもんだ…。
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二つのかずら橋

祖谷ふれあい公園

 

 

かずら橋(片道500円)

11:30 楽しいけれどちょっとドキドキしたワインディングが終わり、開けた場所に出た。「祖谷ふれあい公園」でコーヒーブレイク。
売店の人に、先ほど聞いた『奥かずら橋』について尋ねてみた。「車で1時間ぐらいかかるね。」と言うくらいで、場所を説明しにくそうだった。案内マップをくれたが、そこにも載っていない。しかも外国人向けのもので読みにくい。
とりあえず、かずら橋に行ってみることにした。2〜3分で到着。
着いてはみたものの、どうも渡る気がしない。しばらく眺めていたが、やがて、近くにある売店のおじさんに『奥かずら橋』のことを聞いてみた。どうやら『二重かずら橋』と呼ぶそうだ。何が二重なんだかわからなかったが、そこへ行くには1時間半かかるのだそうだ。「やっぱりそうなんかぁ」と思い、気を取り直して、国道439号線のことを聞いてみた。
すると、その『二重かずら橋』は439号線で剣山へ行く途中にあるということだった。
12:00 場所もわかったので、昼食をとることにした。道の駅「にしいや」に行ってみたが、食事をする場所がない。代わりに、となりにある「ホテル秘境の湯」のレストランを使うといいということだった。靴を脱いで食事をしたら、妙に落ち着いてしまった。
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まさに秘境

これはまだ道幅の広い方です

 

 

 

けっこう広い駐車場

 

 

 

野猿も楽しめる

13:00 重い腰を上げて再スタート。レストランから外に出てみると、少し暖かさを感じる陽気で、やる気が出てきた。
給油を終え、1.5車線の439号線を走り出した。が、タイミングが悪かった。トラックを先頭に、2台の乗用車がつづいていた。「これじゃあ、トラックのスピードで走らなきゃいけないのかぁ。」と悲しくなった。
しばらく走っていると、2台の乗用車は地元の車だったらしく、次々と脇道にそれていった。残るは目の前のトラック1台。しかし、すれ違い用に2車線になったところで道を譲ってくれた。「さあ、行くぞ!」とばかり、走り出した。
遠くの山を見たら、頂近くにはまだ雪が残っている。ということは、これから向かう剣山にも当然雪が…という不安に駆られた。
途中、何度となく工事中の看板を目にしたが、実際には工事をしておらず、ハイペースで走ることができた。
一つめのかずら橋から約30km。突然、駐車場に止まる数台の乗用車と数人の人影が現れた。ようやく到着。
足下は隙間だらけ
  それに揺れるし…
13:45 1時間はかかると思っていたところを45分間で走ることができた。これもバイクだからこそだろう。車だと対向車(トラックもあり)などで、1時間以上かかることだろう。ここまで来ようという時にはよほど覚悟が必要ではないだろうか。(あくまでも車の場合だけど)
14:30 思う存分楽しんで、剣山へ向けて出発した。
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ちょっとめげたかも?

通行規制中

国道439号線は全線舗装の道と聞いていたが、ところどころ道のまん中に砂が浮いている。気をつけながら走っているが、『二重かずら橋』を過ぎたところから徐々にガレ出してきた。ますます気をつけて走らなければいけない。
その上気温が低くなってきて、とうとう道の横に雪が現れ始めた。
5分ほど走ったら438号線との合流地点に着いた。「見ノ越」という所で、標高は約1300mある。かなり雪が残っている。
14:40 ここからは、438号線を徳島へ向かって走っていくことになるのだが、予想以上に雪がたくさん残っていたので、道への不安が大きくなってきた。
そこで、剣山へのルートをあきらめ、吉野川沿いの192号線に向かって、山を下っていくことにした。
剣山スキー場の前は2車線だったものの、そこ以外は1〜1.5車線で急カーブ連続の道だった。さらに、またもやここで通行規制に出会った。しばし足止め。

規制が解除されて走り出した。道の上には雪がないけれど、まわりは雪だらけ。路面が濡れているとビビリまくっての下り道走行だった。
ふとバックミラーを見ると、最後尾に軽の四駆がくっついていた。まわりの雪が消え、ペースを上げたけれど、後ろの四駆はあいかわらずぴったりとくっついてくる。細い急カーブが連続する道をバイクと同じスピードで走るのが、信じられなかった。結局、20kmほどをいっしょに走った。

17:00 大急ぎで山を下り、一刻も早く休憩したかったが、なかなか休憩場所がない。時間だけがどんどん過ぎていき、徳島市の手前にあるマクドナルドに入った。
17:30 6時35分に徳島港を出港する和歌山行きのフェリーに乗りたかった。
30分ぐらいあれば徳島港に着くだろうと思っていた。しかし、甘く見すぎた。徳島市内は大渋滞。3車線ある道も車でいっぱい。すり抜けを繰り返して、6時10分頃に到着。

ドライブスルーの乗船手続きだったので、時間的なロスのなかったのが助かった。乗船待ちをしている乗用車を横目にして、乗船した。
20:50 和歌山港からすぐに高速に乗り、紀ノ川SAで遅めの夕食を取った。
その後流れ解散し、11時30分頃に家に着いた。
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